青瓦台からイムジン河へ
昨日の日韓ワークショップは、大変興味深い議論になり、もっと韓国についていろいろ勉強する必要を痛感。
日本と韓国の雇用システム、賃金制度の類似と相違については、近く簡単なエッセイで書くつもり。
今日は、呉学殊さんの案内で、青瓦台に行ったあと、
北朝鮮を目の前に見るイムジン河沿いのオドウサン統一展望台へ。
川の向こう側は、もう北朝鮮。いくつか建物が見えますが、呉さんによれば、全部フェイクで、人は住んでいないそうです。
川幅は、細いところで500メートル足らずですが、砂が溜まって、流れはごく細く、北朝鮮の民衆がその気になったら、すぐに渡れそうな距離ですが、遥かな距離があるのですね。
ところで、イムジン河といえば、ある年齢以上の人はこんな歌を思い出すかも知れません。
ちょうど、水鳥が川の上空を飛んでいく姿を見て、思わず口ずさむ人もいましたが、でもイこの歌、よく聞くと、「北の大地から南の空へ、飛びゆく鳥よ、自由の使者よ」と、まるで、北朝鮮が自由の国で、南の韓国が独裁に呻吟する国みたいな歌だったんですね。
今となってはあまりにも皮肉ですが、半世紀前にはそういう認識が知識人の間では結構普通で、だから在日朝鮮人(在日北朝鮮人ではない)を「この世の天国」と称して凍土の共和国に送り込んだりしてたんでしょうね、自分では正義感に燃えて。
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