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2017年8月 6日 (日)

新聞記事「だけ」をネタにエントリを書かない理由

本ブログでは、原則として新聞記事「だけ」をネタにエントリを書かないようにしています。というか、できる限り、当該当事者による発表資料なり何らかの文書なりをもとにしたエントリになるように努めています。まあ、政労使といった団体の場合、概ね新聞記事が載ると前後して何らかの資料があっぷされていることが多いのですが、ある会社がこういうことを決めたみたいな記事、とりわけ日経新聞に載るその手の記事の場合、肝心のその会社がうんともすんともいっていない状態であれこれもっともらしいことをコメントするのもいかがなものかと思うことが多く、とりわけツイッター上などで燃え上がっている方々を見て、いろいろ感じるところもあったりするのですが、それはともかく、

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO19693990U7A800C1TJ1000/ (従業員を転籍、元の職場に派遣 リンクトブレイン)

人材派遣のリンクトブレイン(東京・千代田)は顧客企業の従業員を部門やプロジェクト単位で転籍させ、派遣社員として元の職場に送り込むサービスを始める。従業員には転籍前と同額の給与を保証する。利用企業は人件費を変動費にできるほか、派遣人材の質に悩まされなくなる。事業再編のペースが速いIT(情報技術)業界やゲーム業界での利用を見込む。・・・

という記事に対して、

https://twitter.com/tomodei/status/893736399874084864

ちょっと詳しい人なら、つっこみどころ満載の今朝の日経記事。いろんなところで炎上しかかってますが、ぜひhamachan先生の見解もお聞きしたいところです。(^^;;

と、お声がけをいただいたわけですが、その肝心のリンクトブレイン社のサイトに行くと、

https://linkedbrain.jp/news_articles/46 (8月5日の一部報道について)

昨日、当社にて従業員を転籍させて派遣する旨のサービスに関して、日経新聞による報道がありましたが、

当社の発表に基づくものではありません。

なお、報道されている「日本版PEO」の可能性について、働き方の多様性の観点から検討中であることは事実ですが、

法的問題や従業員への倫理的配慮の問題など、議論を行っている段階であり、サービス開始には至っておりません。

今後とも人材を扱う会社として社会的責任を持ち、クリエイターの皆様に適切な成長の機会を提供できるよう、事業を行っていく予定です。

という告知が。

まあ、「当社の発表」ではないにしても、似たようなことを考えて記者にぺらぺら喋ったからああいう記事になったんでしょうけど、法制的な検討をきちんとした上でのものではないということは明らかなようです。

こういうことがあるので、新聞記事、とりわけ日経新聞の記事「だけ」をネタにエントリを書きたくないわけです。

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