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2017年7月28日 (金)

『日本労働映画の百年』

鈴木不二一さんより、全労済協会『日本労働映画の百年』をいただきました。ありがとうございます。

労働映画って何?

この報告書の研究代表者である佐藤洋さん、鈴木不二一さん、そして電産研究(と最近では広電研究)で有名な河西宏祐さんが、2009年に作った「造語」だそうですが、労働運動をテーマにしたものに限らず、労働に関わる映画を指す言葉のようです。

海外では、こういう分野の研究というか資料収集整理がかなり行われているようですが、日本では散逸するばかりという状況のようで、この報告書のコアは、実は別冊の資料編にあります.これは圧巻で、明治から平成に至るまさに百年間の労働映画が、データと1行コメントをつけて、ずらりと並んでいます。

こういう活動のきっかけは、河西さんの電産研究の本に出てきた『われら電気労働者』という映画のようです。これですね。

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これも労働映画です。

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一番最後の2016年の映画では、これらも労働映画にカウントされてました。

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ちなみに、ネット上には労働映画に関するサイトがあります。「働く文化ネット 労働映画スペシャルサイト」です。

http://hatarakubunka.net/

ここには、「労働映画百選通信」が定期的にポストされ、上映会の案内なども載っています。

日本の労働映画百選はこれ。

http://hatarakubunka.net/100sen.pdf

Hyakusen

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コメント

踊る大捜査線が入っていて、「沈まぬ太陽」は入っていないですね。。。フィクションながらも時の労働情勢をよく映していると思いますが。

巨匠・山本薩夫監督作品が三作選ばれていて、”社会派”たる彼の矜持が、今の時代にも忘却されずに伝わっているかのようですね~。

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