働き方の未来@『ビジネス・レーバー・トレンド』8/9月号
『ビジネス・レーバー・トレンド』8/9月号は、「働き方の未来」と題して結構大特集を組んでいます。
http://www.jil.go.jp/kokunai/blt/backnumber/2017/0809/index.html
中心は、去る5月12日にILOと共催で開いた労働政策フォーラムで、
労働政策フォーラム The Future of Work----仕事の未来
- 基調講演 ガイ・ライダー 国際労働機関(ILO)事務局長
- 基調報告 濱口桂一郎 JILPT研究所長
パネルディスカッション
- 得丸 洋 経団連国際労働部部会長
- 安永貴夫 連合副事務局長
- 神田玲子 NIRA総合研究開発機構理事
- 濱口桂一郎 JILPT労働政策研究所所長
- 大内伸哉 神戸大学大学院法学研究科教授
わたくしが基調報告「日本的柔軟性からデジタル柔軟性へ」をお話ししており、その後のパネルディスカッションでは、司会の大内さんが2ページ近くにわたって持論を展開するなど、大変興味深いものになっております。
そのほか、
JILPT調査 AIの導入で職場はどう変わるのか、必要な準備は何か?
「イノベーションへの対応状況調査」(企業調査)
「イノベーションの対応に向けた働き方のあり方等に関する調査」(正社員調査)
そして、識者の御意見が6本あり
私が考える労働の未来 AI・IoT・ロボット等で働き方はどう変わるか
- 安藤 至大 日本大学准教授
- 佐々木 俊 野村総合研究所上級コンサルタント
- 諏訪 康雄 法政大学名誉教授
- 仲 琦 JILPT労使関係部門研究員
- 松本 真作 JILPT特任研究員
- 山田 誠二 国立情報学研究所教授、人工知能学会会長
山本陽大さんのは例によってドイツの労働4.0です。
研究報告 第四次産業革命による働き方の変化と労働法政策上の課題
―ドイツにおける ”労働4.0”ホワイトペーパーが提起するもの JILPT研究員 山本陽大
さらにこういう記事もあり、
調査報告
①厚生労働省「IoT・ビッグデータ・AI等が雇用・労働に与える影響に関する研究会」報告書
②日本経済研究センター 「第4次産業革命の中の日本」
事例取材 進展するテクノロジーを踏まえた生産性向上の取り組み
①企業・労働者ともに豊かさにつながる生産性の向上を―アクセンチュアのスキル革命
②新物流システムの活用で人手不足解消へ―パルシステム連合会八王子センター
これ一冊で「働き方の未来」の諸相が見えてくるものになっています。
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