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2017年6月 6日 (火)

労政審の時間外労働上限規制の建議

ということで、昨日労政審が時間外労働の上限規制の建議をしました。

http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11201250-Roudoukijunkyoku-Roudoujoukenseisakuka/0000166797.pdf

とはいえ、これ中身の大部分は既に働き方改革実行計画で決まっていて、それをなぞるほかはやや細かいことを付け加えている程度ではあります。

それは当然で、これの本体部分は働き方改革実現会議からスピンアウトした労使二者交渉で決めた「労使合意」なので、いずれの側も今さらちゃぶ台をひっくり返すことはできない立場にあるわけです。普通の官邸の会議で決まったことが下りてくるのとは、三者構成原則との適合性という観点からも次元が違うわけで。

それでも働き方改革実行計画には出てこない点を探すと、例の休日労働を含む含まないの騒ぎの影響なのか、新たな指針に休日労働は可能な限り抑制する努力義務を書くということとか、現行安衛法が(これからはほぼ禁止される)100時間超で医師面接となっているのを、(なおありうる)80時間超医師面接に直すとか、過半数代表を使用者の意向で選出するのは違反だよと省令に明記するとか、もちろん労働基準監督官の定員確保など労働基準監督機関の体制整備てのも入っています。

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» まったく注目されない労政審「時間外労働上限規制」建議 [シジフォス]
国会内外でこの国の未来と民主主義をかけた激闘が続く中、労政審の「時間外労働の上限規制等について」に関する建議が出されたが、ほとんど注目されない。それなりに努力はされたのだろうが、法的拘束力のない「努力義務」ばかりが目立ち、濱口桂一郎さんも「中身の大部分は既に働き方改革実行計画で決まっていて、それをなぞるほかはやや細かいことを付け加えている程度ではあります」とブログに書かれているとおり、<働き方改革実現会議からスピンアウトした労使二者交渉で決めた「労使合意」なので、いずれの側も今さらちゃぶ台...... [続きを読む]

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