« 大室正志『産業医が見る過労自殺企業の内側』 | トップページ | 鎌田慧・聞き手:出河雅彦『声なき人々の戦後史』(上・下) »

2017年6月29日 (木)

建設業の労働需給システム

焦げすーもさんが、

https://twitter.com/yamachan_run/status/880194310443999232

建設業の労働需給システムは、hamachan先生の新書でもそこまで詳しく書かれていなかったように記憶している。

1346714_pいや、新書ではほとんど書いておりませんが、『季刊労働法』2016年春号に掲載した「建設労働の法政策」では、かなり詳しく取り上げております。ややトリビア風のことまで含めて。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/post-68f1.html

建設労働は港湾労働と並んで、有料職業紹介事業と労働者派遣事業が禁止されている二大業務の一つです。このうち港湾労働については239号で、労働法の立法学の第30回として取り上げましたが、建設労働についてはそのずっと以前に209号でシリーズ第6回「労働者派遣と請負の間-建設業務と製造業務」でごく部分的に取り上げたことがあるだけです。建設労働をめぐっては労働市場規制の外にも雇用管理や安全衛生・労災補償などさまざまな観点からの政策が講じられてきている割に、まとまった形で全体を一望できる論文は見当たらないようなので、歴史的な変遷を中心に概観してみたいと思います。

1 労災補償から始まった建設労働政策
2 その他の戦前・戦中の建設労働政策
3 労働者供給事業の全面禁止と建設業界
4 労務下請の復活
5 労働基準法と労災保険法
6 失業保険法・雇用保険法
7 災害防止と労働安全衛生法
(1) 建設業労働災害防止協会
(2) 建設業の特別安全規制
(3) 労働安全衛生法
(4) 労働安全衛生法の改正
8 建設業退職金共済組合
9 改正建設業法
10 雇用関係近代化への検討
(1) 政府の検討
(2) 建設業界の検討
(3) 労働組合サイドの建設労働法案
11 建設雇用改善法
12 その後の建設労働に関する検討
13 労働者派遣・有料職業紹介のネガティブリスト
14 有料職業紹介事業と労働者派遣事業の部分的導入

|
|

« 大室正志『産業医が見る過労自殺企業の内側』 | トップページ | 鎌田慧・聞き手:出河雅彦『声なき人々の戦後史』(上・下) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/3288/70998163

この記事へのトラックバック一覧です: 建設業の労働需給システム:

« 大室正志『産業医が見る過労自殺企業の内側』 | トップページ | 鎌田慧・聞き手:出河雅彦『声なき人々の戦後史』(上・下) »