労働基準監督業務の民間活用@WEB労政時報
WEB労政時報に「労働基準監督業務の民間活用」を寄稿しました。
https://www.rosei.jp/readers-taiken/hr/article.php?entry_no=656
去る5月8日、規制改革推進会議の労働基準監督業務の民間活用タスクフォースが「取りまとめ」を行いました。これは、3月9日の規制改革推進会議(本会議)で設置が決まり、八代尚宏委員(昭和女子大学グローバルビジネス学部特命教授)を主査として3月16日に第1回目が開かれたものです。
同日は八代案の説明と厚生労働省からのヒアリングが行われ、4月6日の第2回目には厚労省に加えて全国社会保険労務士連合会からのヒアリングも行われ、5月8日の第3回で取りまとめが行われました。今後6月に取りまとめられる答申に盛り込まれる予定とのことなので、その中身を見ておきたいと思います。
まず当初の八代案ですが、「労働基準監督官が定めた様式の定期監督業務について社会保険労務士等の資格者を雇用する民間事業者に委託することで、本来の基準監督官をより重大な違反の可能性の大きな申告監督業務に重点的に配置できるのではないか」というもので、・・・
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労働基準監督官の人数が足りないという話をよく聞きます。まぁ企業の数を考えればいくら居ても足りないとは思いますが…。
「公務員減らし」こそ行政改革と思っている大衆迎合主義が蔓延している中では難しいことなのでしょうが労働基準監督官の増員、また職務経験者の積極的採用などは考慮されないのでしょうか…。
「正義の味方」「勧善懲悪」というのは言い過ぎですが、法と証拠、経験則に基づいて厳然と処理することは重要であるように思えてなりません。
長くなってすみません。
投稿: いーちゃん | 2017年5月16日 (火) 21時47分