労働政策フォーラム「The Future of Work」基調報告スライド
先週金曜日に国連大学で行われた労働政策フォーラム「The Future of Work」で、わたくしが行った基調報告のスライドがアップされていますので、ご関心のある方はどうぞ。
http://www.jil.go.jp/event/ro_forum/20170512/resume/01-kicho-hamaguchi.pdf
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JILPTさん、早速貴重なPPT説明資料を公開頂きありがとうございます。ここでHamachanが指摘された数々の論点は(ドラッカー風に言えば)「すでに起こっている未来」、決め打ちの未来予測は不可能ながらも、このような二重三重の異なる潮流の行き着く先にきっとニッポンの仕事の未来が枝分かれしていくのかなぁと想像します。関連資料としてNIRA総研神田玲子さんの「AI時代の雇用のあり方」も併せて目を通しておきたいところです。
ところで、今朝の日経新聞にフォーラム当日 基調講演をされたILO事務局長ガイライダー氏へのインタビュー記事が載っていますね。曰く「現行の働き方改革は「改革の大きな第一歩になる」と評価。ただし、さらなる残業時間の圧縮が必要。人手不足を残業で対処するのは間違い、働く意欲のある女性など働き手の増加(雇用参加率向上)で対処すべき。そのとき、女性が非正規に偏らないような環境整備が必要。」「同一労働同一賃金は働く人が享受すべき権利。正規と非正規で労働市場が分断されている今の状態は日本経済にとっても不利益ではないか。」…こちらの内容も傾聴に値する内容かと思われます。
投稿: 海上周也 | 2017年5月17日 (水) 08時25分