「日本の雇用システムの課題」 @『経営法曹研究会報』88号
『経営法曹研究会報』88号が届きました。中身は、今年2月17日に大阪で開催された経営法曹会議と関経連による労働法実務研究会の記録です。
そこでわたくしは「日本の雇用システムの課題」というあまり実務的とは言えないやや迂遠な話をしております。
濱口桂一郎 今ご紹介いただきました濱口でございます。
本日はこの関経連と経営法曹会議の労働法実務研究会にお招きいただきまして、ご出席の皆様方も企業の人事実務に携わっておられる方々、そしてより多くの経営法曹の皆様方の前で「日本の雇用のシステムの課題」などという大変迂遠なことをお話しすることになっておりまして、どこまでお役に立てるかどうか、よくわかりません。ただ、逆に言いますと、今、政府、官邸主導で行われております同一労働同一賃金であれ、あるいは長時間労働の是正であれ、もちろん実務的な問題がありますし、それは後のパネルディスカッションでもいろいろ議論されるところだろうと思いますが、ある意味では日本の雇用システムのあり方そのものに関わる問題であろうと思いますし、1時間といういただいた時間の中で、そこのところを私なりの観点からお話ししたいと思っております。・・・・・
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