28度
https://twitter.com/dig_nkt_v2/status/862541581894557696
国が「28度」なんて戯言ぬかすから、どこもかしこもエアコンの室温設定を28度にしやがって、そのせいで、湿度やPC、コピー機、蛍光灯などの温度で蒸し風呂状態になり、結果として、オフィスを抜け出してスタバで仕事する奴が続出したので、あれは環境省によるスタバ支援政策だったんですよ(迫真
いやそもそも、労働安全衛生法に基づく事務所衛生基準規則では、
事務所衛生基準規則(昭和四十七年九月三十日労働省令第四十三号)
(空気調和設備等による調整)
第五条 ・・・
3 事業者は、空気調和設備を設けている場合は、室の気温が十七度以上二十八度以下及び相対湿度が四十パーセント以上七十パーセント以下になるように努めなければならない
17度以上28度以下にしろと、言い換えれば28度を超えないようにしろと言っているのであって、28度を下回ってはいけないなどという馬鹿げたことは言っていないのですけど、それがいつの間にか設定を28度にしろ、それよりも涼しくするのはまかりならぬという話になってしまうのですね。
こういう国民性だから、労働基準法が40時間を超えて働かせてはいけないという話が、40時間までは働かなくてはいけないという話になり、時間外労働の絶対超えてはならない上限が月100時間だという話が、月100時間まで働くのが当たり前にする陰謀だなどいう話になってしまうのでしょうかね。
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最低賃金をX円に引き上げろという社会運動がありますが、これで目標のX円に上がった後
「最賃X円に引き上げてやったのに、この額で生活できないなどと不満を言うのはけしからん」
という非難が、ほかでもなく、被用者側から噴出する事態がありうることを憂慮します。
投稿: アウグスト | 2017年5月13日 (土) 13時00分