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2017年2月22日 (水)

石田眞・浅倉むつ子・上西充子『大学生のためのアルバイト・就活トラブルQ&A』

14993石田眞・浅倉むつ子・上西充子『大学生のためのアルバイト・就活トラブルQ&A』(旬報社)をお送りいただきました。ありがとうございます。

http://www.junposha.com/catalog/product_info.php/products_id/1155?osCsid=p50gu6tn6k1s5sqc1c0p5dm092

タイトル通りの本です。法政キャリアデザインの上西さんが原案執筆、それを早稲田労働法のお二人がチェックして作られた、薄いけれども大変親身に作られた本です。

上西さんによる前書きに本書の趣旨が詳しく述べられているのでそのままコピペしておきます。

 この本は、大学生が働くうえで直面する可能性があるトラブルを「アルバイト」「インターンシップ」「就職活動」「内定と内定後」「労働契約と入社後」に分けて、Q&A形式で解説したものです。さらに相談の仕方や相談機関に関する情報も掲載しています。

■さまざまな労働トラブル
 若手社員が長時間労働やパワハラによって、うつ病や過労死に追い込まれる問題が社会的に注目を集めています。しかし労働トラブルは、入社後に初めて直面する問題ではありません。
 アルバイトでも、無理やりシフトを入れられる、時間外にタダ働きさせられる、ノルマを与えられ達成できないと自費での購入を迫られる、辞めたいのに辞めさせてもらえない、などの問題が表面化しています。そのような問題は一部のアルバイトだけに見られるわけではなく、厚生労働省の調査によれば、アルバイトに従事した大学生らの6割が何らかのトラブルを経験したことがあるという結果が出ています。しかしながら、多くの学生は労働契約を結ぶという認識も薄いまま、アルバイトを始めているのが現状です。
 就職活動の前に参加の割合が高まっているインターンシップでは、実務に携わることもありえますが、労働者としての位置づけにはないことが多く、安価な労働力として都合よく使われてしまうリスクもあります。
 就職活動においては、内定を出す条件として他社の選考の辞退を求められるといった問題が注目を集めています。内定後に泊まり込みの研修への参加を求められる、入社前に資格取得を求められるなど、卒業論文や卒業研究に支障となる事態も生じています。
 入社後には、聞いていた労働条件と違う条件を押し付けられる、長時間の残業を求められるのに一定時間分しか残業代は申告できない、といった問題が起こりえます。

■労働トラブルに備える
 このようにさまざまな労働トラブルのリスクが潜んでいるにもかかわらず、大学の学生支援や就職支援、キャリア教育はその現状に十分に対応できていないのが実情です。
 私たち3名の執筆者はいずれも大学の教員です。学生の皆さんが理不尽な要求を押し付けられて苦しんだりすることがないようにと、本書を執筆しました。本書では大学入学から卒業・入社後までに直面する可能性がある労働トラブルについて、順を追ってわかりやすく解説しています。Q&Aは若者の労働問題を追ってきた上西充子が原案を作成し、労働法を専門とする石田眞と浅倉むつ子が手を加えました。コラムは分担して執筆しました。
 学生の皆さんには、アルバイトを始める前や就職活動を始める前から本書を手にとっていただきたいと願っています。トラブルを予防するためには、またトラブルに直面したときに適切に対処できるためには、一定のワークルール知識を身に付けておくことが重要です。さらに、大学生の保護者の方々や、大学の教職員の皆様、企業の人事・労務担当の皆様にも、本書をお読みいただき、適切な対策を考えていただければ幸いです。

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