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2017年1月17日 (火)

日本型雇用システム論と小池理論の評価(前編)

WEB労政時報の連載「HRWatcher」に、「日本型雇用システム論と小池理論の評価(前編)」を寄稿しました。

https://www.rosei.jp/readers-taiken/hr/article.php?entry_no=616

日本型雇用システムについての議論では、ほぼ必ず小池和男氏(現・法政大学名誉教授)の理論が道しるべとして用いられます。しかし、世間の人々が小池理論を理解している理解の仕方は、実は必ずしも小池氏が一貫して説き続けてきていることとは異なるのではないか、むしろその理論的方向性においては逆向きに理解されてきているのではないか――という風に、私は感じるようになっています。「理論的」方向性とは、政治的とか社会的な方向性、いわゆるイデオロギー的な傾きのことではありません。実を言えば、そういう方面からの批判や称賛は山のようにありますが、そういう類いの議論はすべて、小池理論の「理論」たる根幹のところを取り違えてしまっているのではないか、取り違えて褒めたり貶(けな)したりしてしまっているのではないか、という疑問です。

 今回は、前後編の2回にわたって、上述した疑問を、小池氏の著作の文言そのものを正確に把握することを通じて確認してみたいと思います。・・・・

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コメント

ぬぉぉぉ!!読みたい‼猛烈に読みたい‼
しかし、時間も暇もお金もない‼
お願いします先生様(笑)。少し変えて学会誌(あるのかな?)に投稿してCiNiiで読めるようにして下さい!お願いですから単行本や選集にのみ入れないで!是非人類の社会科学の発展のため…。国民のリテラシーを上げるためにもよろしくお願いします。

今更ながらHamachan先生の目で丹念に読み解かれた、宇野マルクス史観に忠実な生一本の「小池理論」、その奔放な荒唐無稽さ…。それを美しき無自覚な曲解で、これまで身勝手に受容してきた我々ニッポン人…。破茶滅茶な「理論」も、それを無自覚に「消費」してきた我々の能天気さも、その根底には同時代日本人が求めた特定の社会理論、ある種の「空気」に一番都合よく適合するように見えたのが(たまたま)小池理論だったということか? やや別の観点ですが、十数年前に(我々の壮大な誤解のもとに)流行したはずの「成果主義」についても、メンバーシップ型&ジョブ型という新たな枠組みの下で再検証されるべき論点と考えます。(すなわち、欧米企業は本当に「成果主義」なのか、だったのかと…。)

いつか書籍にまとめて頂けますと助かります。

(できれば新書がいいなぁ)

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