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2017年1月22日 (日)

女性と直接関係が薄いようで実は最も重要な点

Img_752f5d874047328e26f434ce08fbda5 読書メーターで、「DSCH」さんが拙著『働く女子の運命』を短評されていますが、そのポイントがまさに私が言いたかったことにどんぴしゃりでした。

http://bookmeter.com/cmt/61793091

女性の活躍を阻害する要因や働きにくさについて日本型雇用システムの観点から労働史、賃金論、労働法政策と関連付けて考察されている。ジェンダーの視点というより高齢者や若者の雇用問題とも関係のある雇用システムの問題として女性労働を取り扱っていて説得力がある。現代日本の労働問題は賃金制度と切り離せないので、生活給思想、職務給の導入と挫折、日本的経営賛美と知的熟練等を取り扱った第二章は本書において女性と直接関係が薄いようで実は最も重要な点だと感じた。機会があれば濱口先生の講演や講義を聞いてみたい。

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