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匠英一『ビジネス心理学』

Bk00000450例によって経団連事業サービスの讃井暢子さんより、匠英一『ビジネス心理学-42の具体例で学ぶ顧客の心のつかみ方、組織変革の促し方』(経団連出版)をお送りいただきました。ありがとうございます。

https://www.keidanren-jigyoservice.or.jp/public/book/index.php?mode=show&seq=450&fl=1

 仕事の場とは、そこで使う道具、仕組み、システム、商品、部品、廃棄物といったモノの集合体といえます。これらのモノ群ともいえる「状況」が、人々の記憶力に影響を与えることがわかってきています。ビジネス心理学は、そのような「人々の置かれた状況」や他者との関係のなかで、人の思考や記憶、感情を把握し、①個人の能力の向上、②組織の仕組みの変革、③商品開発につなげようとするものです。
 たとえば「購買行動を促すのは、品揃えの豊富さではなく配置の仕方であり、選択しやすいメリハリのある配列にすべきこと」「顧客の感情のバランスをとる(マイナス面をプラス面で補おうと考える)と売上が伸びる」「暖色系の空間にすると人の回転率が上がる」、あるいは「意志力は、行動の仕方を工夫することにより、鍛えられる」「目標を、方向とプロセスと成果で管理し、行動へと転換していく」など、変革のための改善行動がポイントとなります。
 本書では、顧客対応から業務プロセスの改善まで、ビジネスを進めるなかで幅広く役立つ工夫や具体例を、マーケティング心理とマネジメント心理の解説を交えて紹介します。

まさにタイトル通りビジネスの現場で使える心理学がいろいろ載っています。

読んでいて、面白かったのは、こんなエピソード。

就職活動中の太郎君は成績がよく、学習力が強みだと思っています。ある面接で学習力の内容を問われたので、「本を速く読む力」だと答えました。すると面接官は一冊の本を渡してその場で一分間読むように伝え、理解しているかを試しました。太郎君は、解釈する力が欠けていることを指摘されましたが、それに反論できず、自分の強みが何かが分からなくなってしまいました。・・・・

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コメント

まだ本書を読まずに大変失礼なコメントかもしれませんが…。

上記の「面白かった」とされるエピソード…。学生も学生なら「一分間」という無茶な質問をする面接官も面接官かと…。

もっとも職務遂行能力と無関係なこの程度の会話が現実の日本企業の採用現場でフツーに毎年繰り返されているのかと想像すると、わが国も(あるべき)ジョブ型社会からは程遠いなぁと嘆息しきりです。

さらには、わが社固有の社風(長期メンバーシップ型雇用の会員要件)とも、あるいはどんなジョブの遂行能力とも関係のないこのような売り言葉に買い言葉もどきの「擬似面接」しか出来ないのであれば、日本型雇用社会の「強み」とされる新卒採用という慣行の妥当性に対しても疑念を挟みたくなります。

投稿: 海上周也 | 2016年11月16日 (水) 22時26分

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