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2016年11月 1日 (火)

大内伸哉ゼミの課題図書

Img_752f5d874047328e26f434ce08fbda5 大内伸哉さんの労働法ゼミの夏の課題図書6冊の一つに『働く女子の運命』が入っていたようです。

http://lavoroeamore.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-e3bf.html

全6冊の内訳は:

トーマス・H・ダベンポート『AI時代の勝者と敗者』(日経BP社),マーティン・フォード『テクノロジーが雇用の75%を奪う』(朝日新聞出版),濱口桂一郎『働く女子の運命』(文春新書),服部泰宏『採用学』 (新潮選書),楠木新『左遷論 - 組織の論理,個人の心理』 (中公新書),マーティン・フォード『ロボットの脅威-人の仕事がなくなる日』(日本経済新聞出版社)の6冊

ふむ、半分はAIなど新技術の影響関係、残りの半分はそういう関係ですね。

拙著は『採用学』とともに「学生の評判がよかった」そうで、うれしいかぎりです。

大内さんの短評は:

もう一つ,『働く女子の運命』はタイトルからすると女子のことばかりが論じられるような印象もありますが,むしろ女子という軸を通して,日本型雇用システムを論じたもので,学生には勉強になったと思います。濱口さんは,若者,女子と来たのですが,次は何でしょうね。

とのことですが、正確に言うと、若者、中高年、女子ときて、一応労働者の属性別3部作は終わってますので、次は何にしたらよいでしょうか。

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コメント

次回作は、やはりこれまでのお仕事の「総決算」となるような大作が望まれましょう…。複雑な労働問題の全体像とそのルートコーズを明確に提示する問題作…。ねじれた現状(及び歴史的事実)を精緻に描写することに満足することなく、わが国の現状の「歪み」(労働法政策と裁判例と人事慣行のギャップ)を糾し、何でもありの身も蓋もない現実をこのまま何でもありでは済ませまいぞ!という現実の課題の解決に向けた「転換点」となるような一冊、労働と社会福祉の問題のリンケージを示した上で今後の日本の雇用社会に「法の精神」を根付かせるぞ!という気概が行間から迸るような著作を(私のような)欲張りな読者は期待していますよ…。

何か条約の加入や法の成立で話題の?障害者についてでしょうかね?身体障害者だけじゃなく精神障害者や発達障害者、知的障害者も含めた雇用ということで

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