自分が無知な分野について本を書くときのやり方
自分が無知な分野について、いっちょまえに偉そうな本を書こうと思ったときは、あなたには二つの選択肢があります。
一つは、出版社が用意してくれたデータマンが主としてネット上で得られる(虚実取り混ぜた)情報をもとに用意してくれた元原稿に、好きだの嫌いだの、気にくわないだの死ねだのという小学生並みの感想文を書き加えて一冊の本に仕立て上げるという手法。
もう一つは、自分の極めて乏しい脳内情報を元に、あとは気分の赴くままに、何の根拠もないことを自信たっぷりに断言したり、確かに存在する高名な学者の本に書いてあると称して実は全然存在しない一節を『引用』してみたり、文句をつけそうなその分野の専門家に(中身とは関係のない)属性批判をして、一冊の本に仕立て上げるという手法。
どちらを選ぶかはあなたの判断ですが、前者の場合、そのデータマンがいい加減な仕事をする人であった場合、泥棒呼ばわりされるおそれがありますのでご注意下さい。
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えー、じゃあ世渡り上手かつ、はったり上手の御仁には、わざわざ出版社がさらに世渡りしやすいようにデータマンというお膳立てをしてくれるんですか・・・。いいなー
投稿: 原口 | 2016年11月 1日 (火) 10時31分