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2016年8月 2日 (火)

広島経済大学入試問題(国語総合・現代文B)

0283560広島経済大学の今年の入試問題(国語総合・現代文B)に、私の論文「『正社員』体制の制度論」(『自由への問い6 労働』岩波書店)からのかなり長い抜粋が使われております。

http://www.hue.ac.jp/exam/images/h28sen2.pdf

傍線部ア「日本型雇用システムの特徴とされる長期雇用制度、年功賃金制度及び企業別組合」とあるが、日本型雇用システムの特徴についての説明として最も適切なものを、次の1~4の中から一つ選び、【OCR解答用紙】にその番号を記入せよ。

とか、

傍線部イ「日本には膨大な数の非正規労働者が存在している」とあるが、非正規労働者の現状はどのようなものか。不適切なものを、次の1~4の中から一つ選び、【OCR解答用紙】にその番号を記入せよ。

とか、御用とお急ぎでない方はちょっくら解いてみてはいかがでせうか。

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コメント

大学入試問題、昼休みにちょっくら解いてみました。
問1ー1
問2 拘束、収容、是正
問3ー3
問4 長時間
問5ー4
問6ー2

引用文は、メンバーシップ型雇用の歴史的背景と現代における課題がぎゅぎゅっとコンパクトに整理されております。設問も気を衒わずストレートな良問ですね。

入試に「これ」ですか?
講義後の前期テストではないのですね?
この大学とは、どのような学部生教育方針をそもそもおもちなのでしょうか?
はまちゃん先生の説は入試に適用する合意を得られておられるのでしょうか?
腑に落ちません。
私的発信性向上のエントリでしょうからこれ以上は申し上げません。

あまりに抗っても申し訳ないので前期試験も終わり、取りおいておりました4月のエントリ「HR MICS vol.24」ではまちゃん先生ご担当の講座「原典回帰第3回 セリグ・パールマン」をぺろぺろっとウェブ捲りで読ませていただきました。
ジョブ・コントロールか、なるほどマルクスの階級視点とは違った個人主義での労働者権利を創り守り抜く方法論はおもしろかったですね。視点をキリスト教に移し替え観てみると、米国はやはりカルビン派に親和性が高いのだなとも思いましたし、パールマンのマルクス主義への決別も彼の宗教観があながち無関係ともいえないようにも思われます。多角的視点で史実を観ていけた素養教育もテクノロジーの普及により利便のパラドクスとして単細胞インスタント化しつつある大学生以下の今を知るものとして考えさせていただくよい機会でした。という意味で本エントリは私にとって時間選好の実体験もでき有意義でありました。

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