池田心豪さんが拙論文を紹介
JILPTのイケメンかつイクメンとして有名な(?)池田心豪さんがここのところ日経新聞に連載記事を書かれているのですが、最近のそれで、わたくしの『日本労働研究雑誌』7月号に寄稿した論文を紹介していただいています。
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO04786060T10C16A7TY5000
記事の半分近くを拙論文の紹介に充てていただいておりまして、恐縮至極でありますが、
・・・政策の歴史を解説した濱口桂一郎氏の論文によれば、非正規雇用問題の源流は戦前の臨時工に遡ることができる。だが、戦後に臨時工が減り、代わってパートが増えるとその低い待遇が問題にされなくなる。理由は臨時工が成人男性の問題として認識されていたのに対し、パートは家計補助的な主婦の働き方とされていたことによる。また事務職の登録型派遣は結婚退職した女性がその後に就くことを想定して制度がつくられたという。
アルバイトはもともと学生の働き方であったが、フリーターが増えても正社員の賃金が低い若年期はあまり問題にならなかった。しかし、年齢を重ねてなお低賃金に留まる年長フリーターが増え、若い男性の「派遣切り」が社会的関心を集めたことを機に非正規雇用は政策的な問題となった。
主婦パートの低賃金・不安定雇用が問題にならないのも男性の年長フリーターや派遣切りが問題になるのも、ともにジェンダー・バイアスに満ちた話なのだ。
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