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2016年6月21日 (火)

『バーニー・サンダース自伝』

223380 『バーニー・サンダース自伝』(大月書店)をお送りいただきました。ありがとうございます。

http://www.otsukishoten.co.jp/book/b223380.html

いちおう、民主党の候補者選でヒラリー・クリントンの勝ちを認めたあとの出版になりましたが、このアメリカ希有の「民主的社会主義者」のマニフェスト本として、読まれる値打ちのある本であることは間違いないと思います。

「革命の準備はいいか?」――庶民や弱者に味方し、大胆な経済政策と政治改革を掲げて全米の若者を夢中にしているサンダース。草の根の民主主義にこだわり、無所属をつらぬいてきた「民主的社会主義者」のユニークな政治家人生を記した自伝。

版元もかなり力が入っていると見えて、ここに無料サンプル版をアップしています。

http://www.otsukishoten.co.jp/files/_sanders_sample.pdf

実を言うと、これは今回の大統領選に向けたマニフェスト本ではなくて、今から20年近く前に出た「Outsider in the House」(下院のはぐれもの)を、タイトルに「White」を付け加えて「Outsider in the White House」(ホワイトハウスのはぐれもの)にして、まえがきと解説を加えて出版したものです。なので、本体部分は20年前の話なのですが、サンダースさんが一貫して変わらないことがよくわかります。

訳者まえがき――バーニー・サンダースとは何者か? 何が彼を押し上げたのか?

謝辞

まえがき(2015年の追記)

序章

1 あなたはどこかで始めるべきだ

2 ひとつの市での社会主義

3 長い行進はすすむ

4 手に入れたいくつかの勝利

5 悪玉を仕立て上げる議会

6 ヴァーモントじゅうを歩きまわって

7 最後のひと押し

8 私たちはここからどこへ行くのか?

あとがき:大統領選挙のはぐれ者(ジョン・ニコルス)

正直言って、社会民主主義勢力が大きなシェアを占めているヨーロッパに比べて、アメリカの政治ってあんまり面白そうでないという感じでちゃんと勉強してこなかったのですが、もう一遍じっくりと時間を取って勉強し直した方が良いかなと思い始めています。

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コメント

大月書店とバーニーの組み合わせがその延長線上に想像される日本の自民とともに存在する老舗某政党が最近変身をしだしたこととの連想ゲームを呼び込みますね(笑)。
あくまでも私論としてですが、起源は同じバビロン神話にあるとしても、元祖英国とも、また当然大陸(南北各欧州)とも違うキリスト教神学が移民による部分均衡的にその文化的交わりを簡単に飲み込むいわば可謬原則がアメリカ政治を動的なものに見せているのかもしれません。
しかしバーニーがこれほど日本に知られることとなるとは、ここ30年ほど米国の政治的プロパガンダ本はレーガン以来意味も分からずリバタリアン妄想にはじまり数年前はサラやロンだったでしょ。でも日本がちょっとだけ変化し始めた現象かもしれませんよ。期待いたしますのでご研究ください。

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