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2016年6月18日 (土)

内容はもっともだが、目新しい理論が無い

Img_752f5d874047328e26f434ce08fbda5 拙著『働く女子の運命』に、ブクログでこういう寸鉄人を刺す寸評が・・・。

http://booklog.jp/users/kazuosogou/archives/1/4166610627

内容はもっともだが、目新しい理論が無い。これでは女性労働者は納得しないだろう。

はい、申し訳ありません・・・・。

って、いやちょっと待てよ、新書って、そもそも「目新しい理論」を提起するためのものですかね。

いやまあ、中にはそういうすごい新書もあります。

また、最近は週刊誌の記事を膨らませたような程度の低い新書も結構あります。

でも、普通は、いや普通ってもはや言えなくなっているかも知れないけれども、本来の新書ってのは、ある分野の基本的なあるいはかなり進んだ知識を、その分野の専門家や関係者にとってはかなりの程度既知ではあっても、その外の人には結構「へえぇ、そうだったんだ」というような知識を、要領よく端的にまとめて、使える知識の束にするような本、だったんじゃないかと思うのですが。

「目新しい理論」はないかもしれませんが、それで「これでは女性労働者は納得しない」と言われましても・・・。

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コメント

「新書本」という商品カテゴリーに対する新旧期待値ギャップゆえの厳しいコメントかと…。Hamachan が言う「本来の新書本」が確実に成立していたのは、岩波&中公&講談社の三大新書が寡占状態だった20年位前まで…。その後、高等教育の大衆化の中、アカデミズムの平易化、専門知識の軽量化が世界を席巻…。そして、まさに週刊誌を手にするような感覚で毎月の新刊新書本を手にし、キャッチーな言説(「真新しい理論」)を貪欲にあれこれ探し回る自分がつい嫌になる…。

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