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2016年6月28日 (火)

連合総研『労働者派遣の将来』

Rials連合総研の中村善雄さんからできたばかりの報告書『労働者派遣の将来 ドイツ、フランス、イギリス、日本の国際比較』をいただきました。ありがとうございます。

http://rengo-soken.or.jp/report_db/pub/detail.php?uid=293

http://rengo-soken.or.jp/report_db/file/1467086250_a.pdf

副題にあるように、メインは欧州3カ国の派遣法制です。ドイツは高橋賢司さん、フランスは大山盛義さんと、これは先日の日本労働法学会のミニシンポの面子と同じですね。もう一人イギリスを長谷川聡さんが担当しています。

これらを踏まえて、第三部「わが国における労働者派遣の課題と集団的労使関係に期待される役割」で、集団的労使関係に関わる話が論じられているわけですが、ここの評価は人によってさまざまでしょう。

本報告書の最後の最後の一節で、中村さんはこう書いていますが、なかなかじわりとくるものがあります。

・・・長い間、派遣先は集団的な労使関係の枠組みにおいてその責任を免れることによって、労働者派遣が利用されるという制度が運用され、一方で派遣先での集団的な労使関係の構築は手がつけられてこなかった。雇用関係が異なる派遣労働者の自律への希望を尊重し、派遣労働者の集団的労使関係の形成を応援していくことは、公正な社会を作るための派遣先労働組合ができる大きな貢献である。今後の労働組合の積極的な取り組みに期待したい。

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