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『「LGBT」差別禁止の法制度って何だろう?』

0841LGBT法連合会『「LGBT」差別禁止の法制度って何だろう?』(かもがわ出版)をお送りいただきました。ありがとうございます。

http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/a/0841.html

「私らしく」生きられるように
LGBT当事者の抱える悩みは何か、どういう法制度なら解決できるか。
東京都・多摩市長、世田谷区長、渋谷区長、兵庫県宝塚市長、元岩手県宮古市長などが登場し、開始されている自治体の施策を紹介するとともに、法案への課題を解明する。ほか10自治体の先進的施策を紹介

LGBTとは言うまでもなくレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダ-から1文字ずつ採った略称ですが、はじめの文章によると、むしろ、セクシュアル・オリエンテーションとジェンダー・アイデンティティの略称で「SOGI」と称すべきと言う声も高かったようですが、まだ日本で浸透していないので、正式名称は「性的指向および性自認による困難を抱えている当事者等に関する法整備のための全国連合会」だけれども、略称は「LGBT法連合会」にしたということです。名称一つとってもなかなか難しいんですね。

本書は大きく3部からなり、第1部は「LGBT差別禁止法とは」で、研究者等の報告内容などで、JILPTの内藤忍さんも一文を寄せています。

第2部は「LGBTを生きる」で、当事者たちのいろんな経験が縷々書かれています。

第3部は「自治体から始めよう」で、条例を策定した自治体の首長さんらがいろいろと語っています。日本で初めてパートナーシップ証明書の発行を始めた渋谷区の長谷部健区長が、ゴミ拾いNPOグリーンバードの活動で杉山文野さんとであったのがきっかけだったと語っているなど、興味深い話が載っています。

昨年末の『季刊労働法』冬号が「LGBTと労働法」を特集したり、

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2015/12/lgbt-3248.html

今年4月には自民党の特命委員会が基本的考え方を発表したり、

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/post-6f9c.html

このトピックもかなり注目を集めつつあるときだけに、時宜に適した出版と言えましょう。

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