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2016年5月 1日 (日)

神尾真知子さんの拙著推薦

Img_752f5d874047328e26f434ce08fbda5 日本大学法学部図書館のホームページの「推薦図書紹介」のコーナーに、同学部教授の神尾真知子さんによる推薦の言葉が載っています。

http://www.law.nihon-u.ac.jp/library/recommend/3782/

1986年に均等法が施行されて30年が経過するにもかかわらず,なぜ,日本において,男女間の賃金格差が甚だしく,そして管理職に女性が少ないのか・・・という疑問に,スパッと答えてくれる本である。筆者は,旧労働省出身で,現在労働政策研究・研修機構の主席統括研究員をしているが,「hamachan」ブログ(http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/)で,積極的に労働政策に関して社会に発信している。

と、まず、拙ブログの紹介までしていただいております。ありがたいことです。

筆者は,日本型雇用システムが原因であるとする。日本型雇用システムにおいては,労働者の就いている「職務」ではなく,企業が求める様々な仕事を時には無理をしながらこなし数十年にわたって企業に忠誠心を持って働き続けられる「能力」と,どんな遠方への転勤も喜んで受け入れる「態度」が査定され,そのような「能力」や「態度」があって初めて企業社会のメンバーシップが認められ,「年功賃金」や「長期雇用」の適用を受けるのである。本書に引用されている女性のみの結婚退職制の違法性を争った1966年の住友セメント事件判決における使用者側の主張は,現在から見ると滑稽ですらある。

本書を読んで,「働く女子の運命」を,どう切り開いていけばいいのかを考えてみよう。

法学部の先生だけあって、やはり長々と引用した住友セメント事件の会社側主張のディテールを取り上げておられますね。ここは、多くの法学部の授業では結論しか語られないので、あえて当時の企業サイドの「常識」がどういうものであったのかをくっきりと浮かび上がらせるという目的で、わざとあれだけの分量をとって引用したものなので、こうしてリアクションがあると嬉しいです。

なんにせよ、学生の皆さんに「疑問に,スパッと答えてくれる本」と評価して推薦していただいていることは感謝のことばもありません。

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