海老原嗣生『即効マネジメント─部下をコントロールする黄金原則 』
海老原嗣生さんより新著『即効マネジメント─部下をコントロールする黄金原則』(ちくま新書)をお送りいただきました。いつもありがとうございます。
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480068927/
自分の直観と経験だけで人を動かすのには限界がある。マネジメントの基礎理論を学べば、誰でもいい上司になれる。人事のプロが教える、やる気を持続させるコツ。
海老原さんと言えば雇用のカリスマですが、もう一つの顔が本書のようなマネジメント系の解説者。昨年お送りいただいた『マネジメントの基礎理論』(プレジデント社)の系列の本です。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-f86f.html(海老原嗣生『マネジメントの基礎理論』)
同書と同様、私は今まであんまり触れてこなかった領域なのですが、すらすらと読めるそのわかりやすさはやはり海老原流で絶品です。
本書の場合、後ろの方の第5章で「世界でも特殊な日本型のキャリア構造」として、雇用システム論でおなじみの「誰もがエリートを目指せる社会」の特殊性を強調しています。
それにしても、3か月ごとに『HRmics』の特集記事をあれかと思えば今度はこれとせわしなく世界中飛んで調べて執筆しながら、その合間にこういう本もすらすら書けるのですから、やはり海老原さんはただ者ではないのですよ。
ちなみに、あとがきでオマージュを捧げているリクルートの先輩の大沢武志さんについては、やはり荻野進介さんとの共著『名著で読み解く日本人はどのように仕事をしてきたか』(中公新書ラクレ)の第6章に詳しいです。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-2ed7.html
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