「日本型雇用、賃金システムの本質をつく、名著」@amazonレビュー
久しぶりに、amazonレビューで『新しい労働社会』(岩波新書)が取り上げられました。評者は「沙風琴」さんです。
年功序列、終身(長期)雇用、企業別組合が、日本型雇用制度の三種の神器といわれていることは、誰でも知っている。
この日本型雇用システムの本質は、職務に基づいて採用し、評価する、職務給制度ではなく、職務遂行能力を資格化した「職能給制度」にあると喝破している。
この本質をベースに、今まで、バラバラに頭に入っていた色々な事象が、根は一つなのだということが理解できる。
取り扱っている社会事象は非常に幅広く、かつ一つ一つの事象についての考察はとても深い。
そういった意味で、レベルとしては啓蒙書の域を凌駕しているが、説明は平易。 名著です。
そしていくつか具体的なテーマを取り上げて解説していただいたあと、
このように、取り扱うテーマは非常に幅広く、かつ掘り下げは非常に深い名著です。
日本型の雇用制度の本質を理解されたいかたに、お勧めの一冊です。
繰り返し「名著」と評していただきました。ありがとうございます。
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