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2016年4月 4日 (月)

トランプ現象の労働政治学的説明

201604cover『月刊連合』4月号が届きました。

http://www.jtuc-rengo.or.jp/shuppan/teiki/gekkanrengo/backnumber/new.html

特集は「年金積立金は誰のもの?」ですが、ここでは篠田徹さんの連載「労働文化耕論」から。

曰く「なぜ、米国白人労働者はトランプ氏を支持するのか」。

わりとポピュラーな分析だと思いますが、民主党も共和党も労働者の味方ではなくなってしまった、というあたりが、いろいろと思うものがあります。

・・・彼らの多くは、かつては男性稼ぎ手家庭の柱として製造業で働き、子息を大学までやることができた。アメリカでいう中産階級だった。ところが経済のグローバル化で、彼らの仕事の多くが工場とともに海外に行き、職も人も失った彼らのコミュニティはさびれてしまった。

彼らに対してインテリたちは、経済のグローバル化は時代の流れで、それに対応する学歴とスキルがなければ、生き残りは難しいというかも知れない、けれども、白人労働者階級は自分たちの苦境を自然現象のようには思っていないだろう。・・・

実は彼らは、自分たちが政治から見捨てられたと思っている。見捨てたのは、彼らがかつて支持していた民主党だけではない。経済のグローバル化に棹さす共和党のエスタブリッシュメントも同じだ。彼らは自分たちを助けるどころか、どんどん窮地に追いやっている、と。・・・・

・・・・・そんな彼らにとって、あなた方の社会保障は守る、貿易交渉ではアジアに負けない、中国や日本から仕事を奪い返す、あのかつての偉大な(白人労働者が中産階級であった頃の)米国を取り戻す、というトランプ氏のメッセージは、やはり耳に入りやすい。なぜなら他の誰もそんなことは言ってくれないのだから。

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コメント

トランプより、特集「年金積み立て金は誰のもの?」に興味がありクリックしましたら、いの一番に駒村さんですかあ。
また、ちゃんと読んだのですか?と叱られそうですが、読みません。彼が転向されている節は少なくとも私が知る限り認められませんので。
そこでせっかくですのでトランプの方が面白くなり一言ですが、そもそも彼は2番手狙いで名前を売ることが最終目的だったそうですが、本人も予想外の共和党1番手に躍り出たため、他動的とはいえ自らの虚言に自らが同期化し始めて今日に至るご様子だそうです。スタートアップ時からの本心を知るスタッフが最近逃げ出し始めて「誰か止めてくれ~」と。
ちなみに信用度(クレジット)が低い階層に人気がある順では、クリントン、サンダース、そしてトランプと、彼は3番手だそうです。労組本ならではのものの見方評論でしょうが、先述のこうした階層による調査結果の方が米国の場合、事実に近いかもしれません。ちなみに、以前の小生のコメントに従い、事実とは解釈に他ならないことも添えさせていただきます。

年金積立金は誰のもの?って予想通りバッジ有期雇用の人たちが言っていましたね(笑)。

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