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2016年3月22日 (火)

『経営法曹』188号

経営法曹会議の『経営法曹』188号をお送りいただきました。今号の特集は「女性活躍」です。木下潮音さんが基調講演、報告と討議も女性経営法曹が中心という構成で、おそらく聞いている男性経営法曹諸氏には耳の痛い時間だったのではないか、と想像されます。

女性経営法曹の皆さんのいわれていることはほとんど賛成です。特に、木下さんの

・・・均等法は残念ながら女性労働を企業社会において男女均等の結果に結びつけることには失敗したのではないかと私は考えています。・・・

・・・均等法は、均等法が弱かったから失敗したのではないと私は思っています。その意味で女性労働の権利実現という意味で、均等法をもっと強化しようというのは、全く筋違いな議論だと思います。家庭を営みながら女性も男性も働きやすい社会を作るような、しかもそれで競争力が維持できるような。・・・競争力を維持しつつ、男性も女性も働きやすく、そして家庭も維持できる。こんなミッションを、今、日本の企業社会、あるいは労働法実務家である私どもは、その実現を迫られているのではないかと考えているわけです。

というのは、全くその通りなのですが、さて聴衆の男性経営法曹諸氏の耳にどこまで伝わったでしょうか。

労働組合の集まりで女性陣の言っていることが男性組合幹部の耳に入らない度合よりもよりマシであることを祈りますが。

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