松永桂子『ローカル志向の時代』
松永桂子さんの『ローカル志向の時代 働き方、産業、経済を考えるヒント』(光文社新書)を編集部よりお送りいただきました。
http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334038915
豊かさが示すところは時代によって変わる。いま、価値を持ち始めているのは、人とのゆるやかなつながりや安心感など、貨幣的価値に還元できないもの。そして、これまでとは異なるライフスタイル、価値観、仕事、帰属意識が生み出されつつある。
都市と農村のフラット化、新たなスタイルの自営業、進化する都市のものづくり、地場産業、地域経営、クラウドファンディングetc.
いま、日本社会の底流で何が起きているのか――。現在の「ローカル志向」を解き明かすために、「地域」をベースにして、経済や消費、産業の領域から個人と社会の方向性について考える。
正直言うと、私の問題意識とクロスするところはそれほどなかったのですが、地域雇用を考える上では「新たな自営」というのをもう少し真面目に考える必要があるのだろうな、と感じました。
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