トリビア満載の濱口史観
えーと、これは褒められているのでせうか、貶されているのでせうか、いづれにしても、濱口史観のキャッチコピーは「トリビア満載、ブッチャケ話的な面白さ」といふことのやうでありますな。
高井経営労務事務所 高井 利哉(特定社会保険労務士)さんのブログから:
http://takai-sr.blog.so-net.ne.jp/2016-02-20 (労働者派遣法の歴史 番外編)
さて、正統派の教科書的な歴史ではなく、「そのとき歴史は動いた」的なトリビアにご興味のある向きは、博覧強記の濱口桂一郎氏の労働者派遣法の歴史論(歴史観?)があります。こちらは、本ではなく講演録です。
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ご自身のブログでご紹介されています。
労働者派遣法の経緯と動向について 2008年12月10日 (水)
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労働者派遣事業だけでなく、労務供給事業や職業紹介事業を絡めた史実の数々を、明治期の源流にさかのぼって説き起こされています。講演録は、下記で読むことができます。
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正にトリビア満載、ブッチャケ話的な面白さもある「濱口史観」とでも言うのでしょうか。私は、この講演録を読んで、初めて労働者派遣法が理解できたような気がしました。
「濱口史観」を更に詳しく知りたいという方は、こちらもどうぞ。
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コメント
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司馬遼太郎の「司馬史観」なんかが念頭にあったのだろうけど、
さすがにhamachan先生の事実を重んじた実証的作業に対して、
同じ語感で「濱口史観」ときちゃあ、あんた見識浅いねぇ、となりますわ。
(「史観」について参考となるのは小谷野敦『日本人のための世界史入門』の「序言」、および同『俺の日本史』の「はじめに」。こういったのを勉強してから、なお歴史論とか歴史観とか史観なんぞの用語をあえて使うのか、考えられるようになりたいものであります)
投稿: 原口 | 2016年2月28日 (日) 01時17分