そのギャップを埋めるために本書を読ませておく・・・
http://bookmeter.com/cmt/53051041
普段学生たちに話を聞くと,これまで男女の差別を感じたことがないという意見が多い.しかし企業社会に入るとそうではないわけで,そのギャップを埋めるために本書を読ませておくのは良いかもしれない.会社員一人ひとりが差別意識を持っているわけではないが,日本企業の中で組織化された差別がなぜ存在するのかがわかる.
本書の特に前半でこれでもかこれでもかと引用している、かつての日本企業のかなり露骨な女性差別的な言説の数々は、今日の若い女性たちにとってはほとんど生で触れたことのないものでしょうが、とはいえその基盤となる雇用システムの基本骨格はしっかりと今日まで流れ込んでいることも間違いないので、それをストレートに表出したらどんな言い方になるのかをしっかりと認識しておくことはそれなりに必要だろうと思います。
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