マイナビニュースで日野瑛太郎さんが拙著書評
マイナビニュースで日野瑛太郎さんが拙著『働く女子の運命』を書評されています。
http://news.mynavi.jp/articles/2016/01/29/careerbook/
拙著の内容を丁寧にご紹介いただいた上で、このように締めていただいております。
・・・日本がメンバーシップ型社会であることから生じている問題は、何も女性の社会進出に限った話ではない。たとえば、日本人が働きすぎていてワークライフバランスが改善しないという問題も、結局は「会社と労働者の結びつきが強すぎる」ことに原因がある。
そういう意味では、本書は働く女子に限らず、男子も読む必要があると言えるだろう。本書をもとに「働きづらさ」の正体について考えてみるというのはいかがだろうか。
« 2つのブログで拙著書評 | トップページ | 本日より『日本の雇用紛争』発売 »
日野の書評はいいですねえ。特に「会社と労働者の結びつきが強すぎる」との因果仮説は、日本社会がこれまでは良としていた様々な関係(例えば、家族・夫婦・親子等々インナー関係から、子育て・教育・就職・難病や労働災害・老後保障等々の人間を原子論的に捉えて、今検討されている?ヘンテコな3世代同居建築費控除などに見受けられる先祖帰りが便益高いのか、それともソーシャルな解決課題とすることがこれからの日本には便益が高いのか)等々を実証性高く、そして未来への規範性に繋がる弁証法的に考えるキッカケになって欲しいなあ。長々書いた私に比して、ちょっとした言葉の有能性に便益性が高いことは日野さんが実証されましたので、私はちょっとずかしいです。
投稿: kohchan | 2016年1月29日 (金) 10時30分