個別労働紛争事案の一例
ふと思い出しただけで他意は全くありませんが、そういえばこういう個別労働紛争事案もあったなあ、と。
・20214(正女)普通解雇(取下げ)(17名、無)
アルバイトとして入社し、そののちフルタイム勤務。マネージャーの降格人事に対して嘆願書を出したことを違反として解雇通告を受けた。解雇通知には「マネージャーの降格人事命令に対し、嘆願書をもって抗議行動をした違反」「本抗議行動に伴い他者の業務を妨害、職場の秩序を乱したこと」と書かれている。
本人取下げのため、社内の人間関係など背景事情は詳細不明だが、マネージャーの降格人事に抗議したことが解雇の理由であるとすると、労働者としての権利行使でも社会正義でもないが、まさに言葉の正確な意味における組織内部の「発言」に対する制裁といえる。
« 下野淳子『メンタル・タフネス』 | トップページ | ジンジュールBOOK REVIEWで拙著評 »
>労働者としての権利行使でも社会正義でもないが、まさに言葉の正確な意味における組織内部の「発言」に対する制裁といえる。
このブログの読者では知る人そんないないだろうけど、なんだかふと『仁義なき戦い』シリーズを思い起こさせられるなぁ。
まああれだと、解雇とかいう話より、若い下っ端たちによる血で血を洗う殺し合い(”代理戦争”)になっちゃうんだけれども。
深作欣二がもしまだ元気に生きてたら、例の五人組騒動について「中途半端だ、これじゃ映画にできん」とか言ってたかな・・・。
(なお金子信雄の、”煮ても焼いてもまったく食えない奴”っぷりの演技はじつに素晴らしく、一見の価値あり。メ○ーきたがわとかブラック企業社長なんかも、もう逆にあんな感じを目指してしまえば面白いのではないか…)
投稿: 原口 | 2016年1月24日 (日) 23時17分