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2016年1月 3日 (日)

『學士會会報』916号

Top_newbook 『學士會会報』916号が届きました。

http://www.gakushikai.or.jp/magazine/bulletin/index.html

日本経済再生の処方箋 (七月午餐会講演)冨山 和彦 (株式会社経営共創基盤代表取締役CEO・東大・法・昭60)

冨山さんの講演録は、G型経済圏、L型経済圏から始まって、おなじみの話をコンパクトにまとめています。L型大学のやや奇妙なイメージを貶すだけの視野狭窄で対抗できるようなものではありません。

この号で一番面白かったのは、御厨貴さんの講演録です。

政界人物評論・今昔物語(七月夕食会講演)御厨 貴(放送大学教授・東京大学名誉教授・東大・法・昭50)

とりわけのこの一連の話。

・・・戦後日本の政権の中で経済政策を最優先したのは、安倍政権以外では「所得倍増」を旗印に高度成長を実現した池田政権だけです。・・・

安倍政権が逆転の発想をした理由は、「本当に自分のしたい政策を前面に掲げて戦うのは危ない」と思ったからです。・・・

安倍氏がカムバックした後、長期政権化した理由は、安倍政権に参加する政治家が究極的には「アベノポリティクス」に異論を唱えないからです。・・・するとハト派を含めた多くの政治家が、「集団的自衛権は容認するが、歴史認識や靖国参拝は決して認められない」と応えました。

そう答えた中には先ほどのシニアブロックの人もいたので、そこを問うと、「自民党内の争いで下野するのは絶対に避けたい。だから、これくらいの意見の相違には目をつむる」というのです。・・・

これはむしろ褒め言葉としていいますが、御厨さんはこの公園でも出てくる戦前の馬場恒吾、戦後の細川隆元といった一流の政治評論家の伝統を受けついだ感じですね。

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コメント

通常国会が始まったとたんの安倍首相の改憲意欲ダダ漏れ状態の体を、御厨先生は次にどう評論されるでしょう。時事放談で修正するかなあ(笑)。オーラルの専門家はそのシステム性向上、後付けバイアス批判を受ける運命にあり動きの早い昨今の政治は新たな細川隆元など求めないでしょうし、その意味ではリアルタイムなジャーナルの優位性が質高く存在しているとは言い難い日本の特に今までの牽引車である新聞媒体の劣化は、「日経新聞は一年遅れの旧聞紙か?」の実証通り日経のフィナンシャルタイムス買収に危惧を覚える方も多いのではと思われます。すでに騒動は起きているようですし、統治できず早々売却となるのではと当地ではもっぱらの噂で賭の対象になるかなあ(笑)。

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