実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化
本日、WEB労政時報に「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化」を寄稿しました。
https://www.rosei.jp/readers-taiken/hr/article.php?entry_no=474
高等教育における職業教育の強化については、この連載でも昨年11月の「『G型大学、L型大学』論の炎上を受け、議論していくべきこと」(本連載第40回)や、今年6月の「大学等の職業実践力育成プログラム」(本連載第55回)で取り上げてきましたが、文部科学省中央教育審議会(中教審)での議論もそろそろ大詰めにさしかかってきているようなので、現段階での状況を整理しておきましょう。
これはもともと中教審が2011年1月の答申「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」(資料〔PDF〕はこちら)の中で、高等教育レベルにおける新たな「職業実践的な教育に特化した枠組み」を提起したことに始まります。その後、いったんは専修学校の枠内に「職業実践専門課程」を設けることに矮小(わいしょう)化されましたが、2014年7月に官邸の教育再生実行会議が第五次提言「今後の学制等の在り方について」の中で「実践的な職業教育を行う高等教育機関を制度化する」と再提起し、これを受けて文部科学省が・・・・
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