常見陽平『僕たちはガンダムのジムである』日経ビジネス人文庫版
常見陽平さんから『僕たちはガンダムのジムである』をお送りいただきました。原本は3年前にヴィレッジブックスから出たものですが、今回は日経ビジネス人文庫から、対談も2本追加されて出ています。
http://www.nikkeibook.com/book_detail/19782/
一億総活躍時代の必読書。文庫化にあたって、働き方コラムや馳浩文部科学大臣、社会学者・田中俊之氏との対談を追加で収録。
馳文科相との対談は、これはやはり一橋大学時代に「うじきよわし」のリングネームでプロレスをやっていた常見さんにとっては心躍るものだったようで、嬉しそうな様子が伝わってきます。
3年前に原著が出た時のエントリでは、
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-ffa2.html
ガンダム世代向けのこの表現は、それを「エリート労働者」と「ノンエリート労働者」というより普遍的な言葉に入れ替えれば、まさに普通の労働者のための普通の労働者の呼びかけであり、まことに普遍的なメッセージになるわけです。
と述べましたが、このメッセージの重要性はますます高まっていると思われます。
一緒に入っていたお手紙には、
・・・この本を最後に、私は一度、書籍の執筆活動をお休みすることにしました。
と書かれています。深く沈潜した後の常見さんが、さらなる爆弾を投下する日を期待して、暫くこの本に目を通しましょう。
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