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「アランの読書日記」の拙著評

Img_752f5d874047328e26f434ce08fbda5 「アランの読書日記」で、拙著『働く女子の運命』への書評がされています。

http://d.hatena.ne.jp/dokushonikki/20151230#p1

最初に読んでいる最中の不満とあとがきを読んで「納得」が書かれています。

上記はあとがきの文章である。本書を読んでいる途中で、メンバーシップ型/ジョブ型のことばかり書いてあって、社会福祉とか家族のありかたに触れていないではないかと一人で突っ込みを入れていたが、この文章で、本書のテーマは、「日本型雇用システムの中で苦しむ総合職女性」なのだと納得した。

うーん、実はあとがきに書いているように、初稿では非正規女性についてもそれなりに紙数を割いていたんですが、それを割愛した結果、確かに企業の中でそれなりに基幹的な仕事をしている総合職ないし準総合職の女性たちに焦点を絞ったような感じになりました。

その意味では、

総合職女性が苦しむ背景を、改めて整理できる一書である。

という評は正しいと言えるでしょう。

ただ、その将来像については、

日本型雇用システム(メンバーシップ型)が変わらないままだと、体力のある企業は、社内託児所・学童施設を設けたり、ベビーシッター・家事代行サービスにかかる負担を援助したりすることで、総合職女性を「男性化」していくだろう。以前私はこのブログで、「女性活躍」の議論が、日本型雇用システムへの最後の一撃になると書いたが、その予想は外れたようだ。そうではない道を歩みたいのなら、社会福祉や家族のありかたに手をつけないと、あるいは全く別の観点から手をつけていかないと、何も変わらないと思う。

総合職女性の「男性化」ではない方向をそれとなく指し示してみたつもりではあります。「女性活躍はもうやめよう」と。

26184472_1 ちなみに、「最後の一撃」云々は、拙著『日本の雇用と中高年』へのアランさんの書評で述べられたものです。

http://d.hatena.ne.jp/dokushonikki/20140808

ちなみに、最近求められている「女性活躍促進」は、ライフイベントでキャリア(育成)が中断しても活躍を目指すという点で、日本型雇用システムへの最後の一撃になると考える。著者の言うように進めていかないといけない時代かもしれない。

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