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2015年12月24日 (木)

弁護士水口洋介さんの拙著評

Img_752f5d874047328e26f434ce08fbda5 労働弁護士の水口洋介さんのブログ「夜明け前の独り言」で、拙著『働く女子の運命』(文春新書)が取り上げられました。

http://analyticalsociaboy.txt-nifty.com/yoakemaeka/2015/12/post-636c.html

「通勤電車内で熱中して読んで、つい降車駅を乗り過ごしてしまいました。」とのこと。そこまで熱心に読んでいただき感謝に堪えません。

本書の議論を丁寧に追いかけて説明していただいた上で、若干異論を提起というか、私が反論している海老原さんの議論の方に共感しているところが、いろんな意味で面白いところです。

私は、海老原嗣生さん(「日本で働くのは本当に損なのか」)が提言する「入り口は日本型メンバーシップ型のままで、35歳くらいからジョブ型に着地させるという雇用モデル」がもっとも共感できます。

日本的なメンバーシップ型の働き方(チーム労働)の良さも維持でき、今の雇用の実態にあっているように思います。海老原氏の提言については過去のブログでふれました。

・・・濱口さんは、この海老原さんのモデルについて、働き続ける女性がジョブ型に移行する歳(35歳頃)まで子どもが産めず、高齢出産になりかねないことが問題だと指摘します。

しかし、現実には20代で子どもを産んで育休をとりながら働く女性も少なくないと思います。また、キャリアをきずいてから35歳以上の高齢出産をするのか、子育てではなくキャリアを優先させるのか、所詮は個々の女性の選択です。社会が介入すべき事柄ではないでしょう。

ここは、私としても議論を煽り立てようとしているところなので、こういう風に参戦していただけると大変ありがたいです。

ちなみに、先日オビで「絶賛」していただいた上野千鶴子さんと対談した際には(これはそのうち、文春のサイトにアップされる予定)、そこを一番斬って捨てていたので、いやいや海老原・上野対決が楽しみです。

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コメント

水口さんのご意見は、各社会思想が行き場を失ってなんとか編み出したw「リバタリアンパターナリズム」っぽいですねえ。
失礼ながら小生も関わるな~んかアカデミズムなペーパードライバー感覚ですね。

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