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« 第1回 「透明かつ公正な労働紛争解決システム等の在り方に関する検討会」における主な意見 | トップページ | A Welcome Revision of the Worker Dispatch Act@Nippon.com »

2015年11月11日 (水)

賃金・最低賃金引上げを通じた消費の喚起@経済財政諮問会議

本日午後6時15分から平成27年第18回経済財政諮問会議及び第1回経済財政諮問会議・産業競争力会議課題別会合合同会議が開かれ、その資料が早速アップされていますが、

http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2015/1111/agenda.html

そのうち、有識者議員が提出した「GDP600兆円の強い経済実現に向けた緊急対応策について」に、賃金や最低賃金の引き上げを求める一節が次のように書かれています。

http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2015/1111/shiryo_02.pdf

<

2.賃金・最低賃金引上げを通じた消費の喚起

GDP600 兆円を今後5年程度(名目成長率は平均3%程度)で実現していくためには、これにふさわしい賃上げや最低賃金の引上げへの取組が重要である。

● 昨年の政労使合意を引き続き遵守し、来年度の賃金については、業績が拡大した企業を中心に、年収ベースで大幅な引上げを、また、今冬のボーナスについても、最大限の引上げを期待する。最低賃金についても、早急に方針を固めるべき。

● 政府は、こうした取組を後押しするため、上記法人税改革とともに、中小企業の生産性向上等に向けた取組を大胆に推進すべき。

● 賃金引上げの恩恵が及びにくい低年金受給者にアベノミクスの成果が波及するよう対応すべき。

今日も都内某所でお話ししたところですが、労働組合が支持する政党ではない政権が労働組合が生ぬるいと賃上げを唱道するという事態の皮肉さをもう少し真剣に考えて見る必要がありそうです。

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コメント

皮肉の因果律はともかく、中身は個人も、企業も、政府も需要!需要!需要!のオンパレードですね。
これって収支は合うのかなあw。女性枠wんところでは補助政策まで謳っちゃって、「メタ論」してないですよねえw。1億なんとかと連動でしょ?排斥思想とこれってトレードオフな関係だと思うんだけどどうなんでしょうw。受診をお勧めしたいですねえ。

地方自治体はごみ焼却炉を作らず施設の延命を図って「ごみ減量!」を進めています。家の中にものを増やす場所はないんですよ。
需要が欲しいのなら、捨て場所をまず作らないと。

線形型の成長予言は終了しました。本年のスエーデン王立銀行賞(ノーベル財団にノーベールを使うことをやめてと言われている経済学賞)も主流経済学の教義”価値の中立性”のみの科学模写に否定的な学者に贈られました。みすず書房刊行「GDP」も今年和訳された経済本では良質です。ついでに、ミラノヴィッチの不平等を扱ったみすず書房刊行本も読まれる価値があると思います。妙にダイエットしたクルーグマンもNYTimesコラムで、各国がなんとなく同期し緊縮財政に走った政策を批判しておりました。自己組織化は生物である人間社会にも功罪をもたらすのでしょう。期待理論なんて怪しい怪しいw。

アゴラの中で、まともな投稿をすることが多い小黒一正法政大学教授は、11月14日夜に「クルーグマンの潔さ」という投稿をしています。

そこでは、
「クルーグマン氏がIMFの講演で、「フォワード・ガイダンスは経済に極めて限定された参加者しかいない場合にのみ機能する」との見方を示し、「無責任であることを信頼できる形で約束すれば、後は自動的に問題を解決できるという考え方は楽観的すぎる。そうなることはない」旨の見解を明らかにしたのである。

つまり、「異次元緩和の帰結や後始末を誰がつけるのか」という疑問が残るが、これはクルーグマン氏が従来の主張を潔く改めたことを意味する。」

と指摘しています。

「異次元緩和の帰結や後始末を誰がつけるのか」という疑問が残るが、というところ、

りふれ派に責任とれといっても、ああいう方々は、道義的な責任感のかけらもないから無理ですね・・。

Krugman先生は、「Rethinking Japan」ってタイトルで自身のコラム(NYTimes)で日本経済の処方を見誤ったことを反省しておりますが…今頃かよ!ですね。アゴラでは大将(池田氏)が同志(高橋氏)を最近ぶった切りしましたね。小黒氏や露出過剰の飯田氏も持論の誤りを認める点に変な評価を得ておりますが、小生は理解不能ですねえ。ピアレビューが効かない典型的なお国柄なのでしょう。あ!権丈先生は違うかw

クルーグマンは金融政策じゃダメで政府が財政出動しやんといかんよと言ってるだけです。転向とかしてないから。
(小黒さんがまともとか、、、)
高橋さんはアゴラ立ち上げの早い段階で池田さんと喧嘩してでてってますよ。
事実誤認の誤誘導まずいのではと思います。

Kurugmanは、結局財政出動のさらなる追加を強調しますが、結論は「まずい」といっているようですが。潜在成長率を見誤り、一人当りGDPの高さは認められるが、人口減による潜在成長率の上昇は今後期待できないといっているようですがいかがでしょう?転向はしていませんよ、より高いインフレ目標をと、しかしそれは実現可能性はないし財政クラッシュも考えられると彼らしい言説イリュージョンです。もはやコラムニストです。
池田vs高橋はそうでしたか?存じませんでした。どこかのお騒がせ政党の様ですねw。小黒さんのご感想は小生は同じくDoですので上記の方へのご感想かと存じます。良いご意見を聞かせていただきました

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昨日のエキタスによる「最低賃金1500円の実現を求めるデモ」を凄いと思う。残念ながら今朝の朝刊は休刊だが、大きく扱われて然るべきだし、すでにネット等では拡散されている。SEALDsの取り組みは全国に拡がり、旧来の活動家(?)に大きな衝撃を与え、為政者を震撼せしめたが、労働の分野に新たな突き付けが開始されたとも言える。国会前でも感動したが「コール」がいい。「最賃あげろ」「格差をなくせ」などに加え「学費を下げろ」「保育士の給料上げろ」等などが、次々に続く。特に「税金使って貧困無くせ、余った税金...... [続きを読む]

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