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2015年11月27日 (金)

上林陽治『非正規公務員の現在 深化する格差』

06992地方自治総研の上林陽治さんから新著『非正規公務員の現在 深化する格差』(日本評論社)をお送りいただきました。ありがとうございます。

http://www.nippyo.co.jp/book/6992.html

質量ともに深化する非正規公務員問題を、公務員制度史、ジェンダー論、労働法等の観点から解明し、解決の処方箋を提示する。

前著『非正規公務員』も、実態論と法解釈論と法政策論が見事にかみ合った好著でしたが、今回の本も同様に多角的な視点からこの問題に斬り込んでいます。

第1章 急増する非正規公務員の実態
第2章 非正規公務員増加の三類型
第3章 非正規公務員と「ブラック自治体」の実像
第4章 見えない存在としての非正規公務員
第5章 非正規公務員と間接差別
第6章 常勤的非常勤職員の正規職員化――一九六〇年前後の定員・定数化措置
第7章 特別職非常勤職員という任用の形式の発見
第8章 非正規公務員と任用の法的性質
第9章 非正規公務員への退職手当の支給
第10章 非正規公務員の権利救済の仕組み――労働諸法の適用問題

今回の本の一つの特徴は、第6章から第8章に至る歴史的追及が実に鋭くものごとの根っこに届くような分析になっていることです。

このあたりは私もさらっと調べたことがありますが、歴史を知らない人ほど今日の『常識』に閉じ込められてしまう傾向はありますね。

第8章では私の論文も引用されています。

(参考)

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-a1a9.html(上林陽治『非正規公務員』)

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-c49f.html(上林陽治『非正規公務員という問題』)

なお本書で引用されている拙論文は、

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-bd32.html(非正規公務員問題の原点@『地方公務員月報』12月号)

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コメント

TUTAYA図書館の問題の根っこも本当はこれですね。

キモは第6章です。川上(国家公務員)から川下(自治体職員)へのトリクルダウン現象です。TSUTAYAも元をたどればここに行き着くのではと思います。

メンバーシップ型というか
やはり日本の場合は正社員って一種の身分なんでしょうね。

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