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2015年11月 3日 (火)

人事制度を考える上で必須な本!

Chuko amazonで『若者と労働』へのカスタマーレビューがまた書き込まれたようです。

http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4121504658/ref=cm_cr_dp_synopie=UTF8&showViewpoints=0&sortBy=bySubmissionDateDescending#RB6E7XSOO3B2O

評者は「あきら」さんです。

誰かが レビューで、「これから社会に出ていく若者向けの本だろう」と思い込んでいた。しかし 実際に読んでみると まったく違う。

日本の雇用制度や雇用慣行の成り立ちがきわめて明快に解説されており、まさに 日本の労働、雇用を歴史的に俯瞰した内容である。

最近 人事制度関連の貧では 役割制度などかかまびすしい議論が盛んだが、新人など若年層の位置づけの議論はかなりあいまいである。

職務や役割に応じた賃金という議論の本でも、若手社員は相変わらず、職能資格制度的なものをベースにしている。

なんだかなぁーという感想を持つことが多かったが、この本を読むとそのあたりのことが きわめて明瞭に理解できる。

賃金制度など 人事制度の構築にかかわる人にとってもこの本は一読すべき本だと思う。

ありがとうございます。『若者と労働』は若者を切り口に日本の雇用を描いた本であって若者向けの人生論というわけではなく。『日本の雇用と中高年』は中高年を切り口に日本の雇用を描いた本であって中高年向けの人生論ではなく、そして今度出す『働く女子の運命』も女子を切り口に日本の雇用を描き出そうとした本であって、女子の生き方論というわけではありません。

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コメント

小生も拝読いたしました。
Hamachan先生のご見識は貴重そのものです。
それを承知で暴言を言わせていただくことをお許しいただければと存じます。

労働セクターの御書ではあり範囲外ですので、コメントとしてここで視点を変えさせていただけることをお詫びし、初等教育から大学に至るまで1970年代以前の社会ではリセットして「ここからですよ」のon the job でOKな社会が、すでに1970年代以降に終わったことを、とくに初等教育からの義務教育改革に政治、市民ともども無関心であったことに起因することをもっと重視すべきであると存じます。
小生は義務教育セクターは活きているかと若干の期待を保っておりましたが、どうもココこそが若者の就業機会問題以前に壊れていると最近思い始め、考えたら1970年代以前には壊れていたので、就業機会格差はもっと早くには始まっていたわけです。

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