雇用の入口の条件明示・情報開示
10月9日の規制改革会議雇用ワーキンググループの資料がアップされているようです。
http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kaigi/meeting/2013/wg4/koyo/151009/agenda.html
そのうち資料2の方を見ますと、
http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kaigi/meeting/2013/wg4/koyo/151009/item2.pdf
「これまでに検討した主な制度改革」と「今後検討すべき課題例」が絵になっていますが、橙色の「今後検討すべき課題例」の3つのうち、左上の欄にある「雇用の「入口」(労働条件明示・情報開示・採用等)」というのが興味深いところです。
というのは、周知の通りこの部分は現代日本においてもっとも規制が少ない-法令の文言上は気休め的なものはあるものの、実態としてはほとんどないに等しい部分で、そこを「規制改革」するというのは、規制を強化する以外にないような部分だからです。
先の通常国会で成立した青少年雇用促進法の制定過程においても、とりわけ審議会において労働側委員からこの部分の規制強化について議論が提起されましたが、指針に改めて書くということになったことは周知の通りです。
まあ全体としてネタ切れ気味の中で、局所的にはかなり関心を集める可能性のあるトピックであるだけに、今後の展開を見守っていきたいと思います。
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