田中建一・加藤千恵子編著『大人の発達障害と就労支援・雇用の実務』
特定社労士の田中建一さんより、その編著になる田中建一・加藤千恵子編著『大人の発達障害と就労支援・雇用の実務』(日本法令)をおおくりいただきました。ありがとうございます。
http://www.horei.co.jp/item/cgi-bin/itemDetail.cgi?itemcd=2472434
「大人の発達障害」の医学・心理学・法学知見を1冊にまとめた類をみない1冊!
障害者雇用促進法改正や障害者への就労支援の取り組みの強化により、精神障害者雇用に関する問題が注目されつつあるが、大人になってから発達障害と診断される「大人の発達障害」と呼ばれる社員についての対応や相談が増えているという。
本書は企業の人事担当者や事業主や社労士に向けて、「大人発達障害」とは何か、医学や臨床心理の分野から発達障害者に対する具体的な企業対応等について解説。また、発達障害者をめぐる法的支援や制度、助成金についても解説し、その積極的活用により発達障害者の雇用を促進させる。
主として、「臨床心理士、芸術療法士、産業カウンセラー、専門社会調査士、ヨーガ療法士産業カウンセリング、アートセラピー、心理統計を専門分野と」する加藤さんが前半の医学・心理学的な部分を担当し、特定社労士の田中さんが後半の雇用実務や法制度の説明をしています。
われわれ労働関係者にとっては、とりわけ前半部はあまりきちんと勉強できていない、何となく気分で分かったつもりになっているところだと思うので、こうやってまとめていただくとなかなか役に立ちます。
最後には研究者の佐々木達也さんによる判例紹介もあります。
1 アイフル(旧ライフ)事件 232
2 小西縫製工業事件 234
3 日本航空株主代表訴訟 235
4 独立行政法人N事件 236
5 藍澤證券事件 238
6 東芝(うつ病・解雇)事件 240
7 オリエンタルモーター事件 243
8 阪神バス(勤務配慮・本訴)事件 245
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