拙著評いくつか
アズマ社会保険労務士事務所のブログで、拙著『日本の雇用と労働法』が取り上げられていました。
http://ameblo.jp/azumasr/entry-12077350703.html
今年の社労士試験の話題から、
大河内先生も触れていましたが、労働法学者の濱口桂一郎先生の著書からの出題もあったようですね。
僕も読みましたが、薄い本だし、労働常識の苦手な方は、通勤時に電車の中とか隙間時間に読むと良いかもしれません。
戦後からの雇用政策や社会的背景の流れが、イメージしやすいです。
と、評していただきました。
最後に、
受験生は、やることが多いから、あまりはまらないようにです、、、
と、受験生に警告(?)を発しているのは、極めて適切と言うべきでしょう。
その他、最近書き込まれた書評サイトから:
http://www.hmv.co.jp/en/userreview/bookreco/product/4208637/
今山 哲也 | 2015/06/26
「日本の雇用システム」と「日本の労働法制」についての概略を両者の密接な関係を領域ごとに一つひとつ確認しながら解説している。欲張りな本なので密度は高い。電車の中で読むのはいささか難儀でありました。
Miyoshi Hirotaka | 2015/07/19
海軍工廠が起源の年功型生活給は戦後も維持された。長期雇用とセットになることで、中高年に実績以上の賃金を払うために必要だったからだ。また、年齢とともに昇給しなければ、増加する生活、住宅、教育などの費用を社会保障として給付しなければならなくなる。つまり、これは政府にとってもメリットがあった。ところが、これは労働力を固定化し、同一労働同一賃金という原則から乖離する。雇用は複雑な社会システム。ある原則だけを強調すると常識外れの議論に陥り、現実に適合しない。時間的、空間的な広がりの中で労働社会を捉えることが必要。
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