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2015年9月 7日 (月)

熊谷謙一『アジアの労使関係と労働法』

Image熊谷謙一さんより『アジアの労使関係と労働法』(日本生産性本部)をお送りいただきました。ありがとうございます。

http://bookstore.jpc-net.jp/detail/lrw/goods003842.html

 これまでにない経済発展とグローバル化が続くアジア各国では、社会的な格差拡大とともに、伝統的な労働慣行と新しい労働情勢・労務管理のはざまで、将来に向けた取組みが続いている。
 本書は、アジアの労使関係、労働法制の状況について、現地での経験と調査を踏まえ、西アジアを除く主要15カ国について、その歩みと展開、最新の状況、背景にある歴史と文化についても触れている。
 わが国の労使や行政の関係者、進出企業の方々にとって、揺れ動くアジアの労働情勢をより深く理解し、的確な対応をすすめるための一助となるだけでなく、日本の制度や法律をこれまでとは別の角度から見つめ直すことにもつながる一冊である。

ご承知のように、熊谷さんは長く同盟、連合で活躍され、その後国際労働財団(JILAF)、そして日本ILO協議会で国際労働派として活躍してこられた方ですが、本書はアジア諸国の労使関係と労働法制の手頃な解説書になっており、いろいろと面白かったです。

実は私自身、主としては欧米諸国の労使関係法制を邦語文献をもとに歴史的にまとめたことがありますが、

http://www.jil.go.jp/institute/rodo/2013/010.html労働政策レポート No.10 団結と参加―労使関係法政策の近現代史)

その時に本書に取り上げられているアジア諸国についても邦語文献で分かる限りの情報を詰め込んでおいたことがあります。

それはどちらかというと法制面に主眼がありましたが、熊谷さんの本は労働組合出身者らしく膨らみのある視点でそれぞれの国の労使関係の有り様を端的に描き出しています。

幾つかのコラムも興味深いトピックを取り上げています。133頁のコラム6「労働法制の教育とふれあい」では、モンゴルでの労働法のセミナーで、日本の大相撲の例を取り上げたら思いのほか受講生を惹き付けたという話が載っています。そう、本ブログでも何回かネタにした「力士の労働者性」の話とか、蒼国来の解雇無効の訴えの話とかですね。

やはりモンゴルと日本をつなぐのは相撲のようです。

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コメント

ああ、これはよさそうですね。
アニメの研究をしていると、常に気になるのがアジア諸国への外注システムについてです。各国の労働法についても知っておかないと踏み込んだ分析ができないのです。

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