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『月刊連合』9月号

201509_cover_l『月刊連合』9月号は「2015 連合サマートップセミナー」が特集です。

http://www.jtuc-rengo.or.jp/shuppan/teiki/gekkanrengo/backnumber/new.html

宇野重規、御厨貴両氏の基調講演の後に、「「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けて」と「「地域に根ざした顔の見える運動」について」という二つのパネルディスカッションの記録が載っていますが、そのうち前者を見ていくと、また金子良事さんになんか言われそうな予感が・・・・。

■パネルディスカッション[1]
「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けて

[パネリスト]
佐藤博樹 中央大学大学院戦略経営研究科教授
        竹信三恵子 和光大学現代人間学部教授
        大塚耕平 民主党政調会長代理・参議院議員
        古賀伸明 連合会長

[コーディネーター]
宮本太郎 中央大学法学部教授

というのは:

宮本 ・・・日本の企業の正社員はメンバーシップ型雇用だが、非正規労働者はジョブ型雇用であり、社会全体として同一労働同一賃金のジョブ型雇用を確立すべきとの議論もあるが・・・。

佐藤 男性正社員の長時間労働は変えるべきだが、ジョブ型への転換という雇用システム全体の変革はハードルが高い。実は欧米が日本ともっとも違うのはジョブ型であることではなく、人事権の一部を社員の側が持っている点だ。・・・

竹信 日本のメンバーシップ型雇用は専業主婦のいる世帯主男性を標準労働者としているため、産休や育休を取得する女性は排除される。重要なのはメンバーシップ型かジョブ型かではなく、どういう人を「標準労働者」とするかだ。・・・

大塚 今、メンバーシップ型を前提とする社会保障制度を強固に維持しながら、人材の育成・供給はジョブ型に変えるという矛盾が生じている。ジョブ型、メンバーシップ型を行き来できるハイブリッドな社会保障制度を目指すという方向を、社会全体で共有すべきではないか。・・・

人それぞれの文脈の中で少しずつ違ったイメージを持たれながらこれらの言葉が使われていっている様が分かります。

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コメント

メンバーシップ ジョブが結構浸透してきてますね。
日本の企業ではなぜ女性が嫌われるか
なぜ一部を除き専門性を重視されないか
というのが納得できるからでしょうね。

投稿: 7衛門 | 2015年9月10日 (木) 18時02分

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