『人事の潮流』経団連出版
『人事の潮流』経団連出版を讃井暢子さんよりお送りいただきました。ありがとうございます。
https://www.keidanren-jigyoservice.or.jp/public/book/index.php?mode=show&seq=380&fl=1
守島基博(一橋大学大学院教授)、藤村博之(法政大学大学院教授)、河合江理子(京都大学大学院教授)ほか17名の研究者や専門家が、現在の人事労務の問題点や未来の人材マネジメント、イノベーティブな企業の創成について解説。
ということで、以下のような方々が寄稿しています。
Ⅰ パラダイムシフトする人材マネジメント
人材マネジメントの新たな枠組みの必要性/守島基博
「職場」機能の再認識と現場人事/西村孝史
人材管理の常識を問い直す/島貫智行
終わりなき「人事システム」の変革/江夏幾多郎
Ⅱ イノベーティブな企業の創成
挑戦する企業風土を醸成する/藤村博之
「未来に開かれた働き方改革」の実現/鶴光太郎
定年後も居続けてほしい人材の育成/高木朋代
企業の変革を阻害する三つの壁/高橋克徳
これまでにない「人事の役割」/阿部正浩
人材の多様化に合致した働き方を整備する/大嶋寧子
企業業績を高める組織的アプローチ/一守 靖
組織変革を導く隠れた一手/高田朝子
層別人材マネジメントと「隠れた人材コスト」削減/守島基博
経営者は将来の方向性を示せ/新 将命
海外からみた人材育成上の課題/河合江理子
ポスト工業化社会への舵取り/太田 肇
働き方の多様化と人事管理の自由化/今野浩一郎
この中で、後半の方に入っている守島さんの「層別人材マネジメントと「隠れた人材コスト」削減」は、ちょっと刺激的なことを言っています。ここでいう「層別」の「層」とは、例の働く蟻さんの話で有名な「2・6・2」、つまり優秀層2割、中間層6割、対処の必要な層2割のことです。
今後、この3層についてはっきりと異なった人材マネジメントをしていかないと、「隠れた人材コスト」が大きくなり、企業にとってマイナスが大きくなるという主張です。
じゃあ、具体的にどうするべきか?は、是非本書をぱらぱらとめくって確認してください。
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