安藤至大さんインタビューに一点訂正
「日本の人事部」というサイトに、安藤至大さんのインタビューが載っています。前後編の前編ですが、著書『働き方の教科書』と同様、わかりやすく本質を説明されています。
https://jinjibu.jp/article/detl/keyperson/1248/
なんですが、読んでいくと、アレレ、という箇所がありました。言い間違いなのか、編集部の書き間違いなのか、要は助詞の位置がずれているんですが。
・・・J.アベグレンが1958年に著した『日本の経営』では、「日本的雇用」として「定年までの長期雇用慣行」「年功序列制度(年功賃金)」「企業別組合」の三つの要素を挙げていますが、日本の正社員は、それ以外の面でも世界的に見て珍しい働き方をしているといえます。JILPTの濱口桂一郎さんは、人を仕事に張り付ける「メンバーシップ型雇用」といった表現をされていますが、「契約で仕事内容や勤務地、勤務時間などを特定して雇われる」という世界的な標準とは異なり、「雇用を保障される代わりに、働き方は会社に全て任せる」という雇用のスタイルになっています。この日本的雇用は歴史的にはメリットがありましたが、現在はうまくいかなくなっています。
いうまでもなく、仕事が先にあり「人を仕事に張り付ける」のが日本以外の世界共通のジョブ型雇用システムであり、それとは逆に人が先にあり「人に仕事を張り付ける」のが日本的なメンバーシップ型雇用システムです。
« JTBグループ労連でインターバル規制 | トップページ | あったかサポートシンポ記録 »
コメント