フォト
2020年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

« 言葉の運命 | トップページ | ブラックバイトが問いかけるもの@『労基旬報』2015年8月25日号 »

2015年8月20日 (木)

ユニクロの変形時間制

日経の一面トップにでかでかと載っていますが、

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ19HPS_Z10C15A8MM8000/(ファストリ、週休3日制導入 地方の正社員1万人対象)

ファーストリテイリングは10月、週に4日働いて3日休む制度を国内の全従業員の5分の1に当たる約1万人の正社員を対象に導入する。介護や子育てのために正社員を諦める層のつなぎ留めや採用増などにつなげる。人材獲得競争が激しくなる中、人手不足感が強い小売業やサービス業を中心に勤務体系を柔軟に見直し働き方を多様化する動きが広がりそうだ。・・・

人手が集まらなくて店を閉めざるを得なくなっているWとかDとかを尻目に(http://www.asahi.com/articles/DA3S11922848.html)、かつては同じようにブラック企業と叩かれていたユニクロが、いまや限定正社員、ワークライフバランスの星として賞賛されるようになるとは、今野さんらも予想もしていなかったでしょう。この辺は経営者としてのすごさなんでしょうね。閑話休題。

実はこの記事、よく読んでいくと、

・・・1日8時間の勤務時間を10時間に延ばすため、1週間あたりの給与水準は変わらない。・・・

と、要するに変形労働時間制であることが分かります。これ、労働法関係者は知っているように、終戦直後の労働基準法制定当時からある仕組み(若干変化あり)です。今までだって、ごく普通にやれた制度です。それをやらなかったのはなぜかと言えば、正社員というのはそんなもんじゃないと思い込んでいたからだけでしょう。

ある企業が変形労働時間制を導入しますという、「ふう~ん、それで?」となるような話題が、日経の一面トップを飾って、「多様な働き方広がる」と見出しがつけられるというところにこそ、ブラック企業だったはずがいつの間にかホワイト企業の代表みたいになっちゃったユニクロのすごさが現れていると言うべきか。

« 言葉の運命 | トップページ | ブラックバイトが問いかけるもの@『労基旬報』2015年8月25日号 »

コメント

>ある企業が変形労働時間制を導入しますという、「ふう~ん、それで?」となるような話題が、日経の一面トップを飾って、「多様な働き方広がる」と見出しがつけられる

なるほど、人事・労務対策として行う一方で、企業ブランドの維持・向上をも意図した、ステルスマーケティングな一面も垣間見えるわけですな。
それはそれで、戦略的方法という点で、なかなか勉強になりそうですね(それこそ柳井氏の金言を押しいただくよりも)。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ユニクロの変形時間制:

« 言葉の運命 | トップページ | ブラックバイトが問いかけるもの@『労基旬報』2015年8月25日号 »