モデルはものつくり大学?
経団連HPに『経団連タイムス』6月18日号がアップされていて、その中に「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化について聞く」という記事が載っています。説明者は文科省生涯学習政策局の大谷参事官です。
http://www.keidanren.or.jp/journal/times/2015/0618_06.html
ここでは、説明の後の意見交換の部分を紹介しておきます。
続いて行われた意見交換では、「なぜ大学体系に組み入れて学位の授与を行う必要があるのか」という経団連側からの問いに対し、大谷氏は「学位は大学が所定の課程を修了した者に対して出すことができるものであり、国際的な通用性がある。例えば韓国にはファッションや美容の大学があるため、アジア出身者には、それらの学位を韓国で取得し、技術は日本で学ぶという人もいる。TPP(環太平洋経済連携協定)等で国際的に人材が流動化する時代に対応できるようにしておく必要がある」と強調した。
また、「研究開発等で企業が大学とすでにさまざまな連携を進めているなかで、新たな高等教育機関と企業との連携はどう異なるのか。また、どのような産業に、新たな高等教育機関へのニーズがあるのか」との問いに対しては、「大学と企業の共同研究といった高いレベルの連携とは異なり、例えば『ものつくり大学』のような、手に職をつけるタイプの教育機関における企業との連携を考えている。有望な分野としては、観光、福祉、ITなどを想定している」との説明があった。
なるほど、モデルはものつくり大学でしたか。
« 産業革命の光と影 | トップページ | 労働者の職務に応じた待遇の確保等のための施策の推進に関する法律案(修正版) »
« 産業革命の光と影 | トップページ | 労働者の職務に応じた待遇の確保等のための施策の推進に関する法律案(修正版) »
コメント