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2015年6月 8日 (月)

『季刊労働法』249号

249_hp労働開発研究会のHPに、『季刊労働法』249号の案内がアップされています。

http://www.roudou-kk.co.jp/books/quarterly/3157/

特集は、なんと「児童労働の廃絶」だそうです。

今号では、「児童労働」を特集します。国際法の視点から見た児童労働の現在、ILO182号条約の今後の課題、児童労働撲滅と労働組合・公的機関の役割、先進国に見られる児童労働の事例、日本の若年者に対する労基法等の保護規定の現状、、これらの問題を検討します。また、児童労働撲滅を進めるNPO活動の最新動向についても触れます。

ラインナップは、

特集 児童労働の廃絶に向けて

児童労働撲滅を目指す国際的動向

神戸女学院大学教授 香川孝三

ILO第182号条約の紹介と今後の課題

ILO事務局本部上級法務官 野口好恵

我が国の児童及び若年者の労働をめぐる法的諸問題

武蔵大学非常勤講師 常森裕介

先進工業国における児童及び年少者の労働

―日本及びアメリカ合衆国の事例

立命館大学公務研究科教授・厚生労働省国際課分析官 田口晶子

途上国における児童労働撲滅と労働組合・支援組織の役割

国際労働財団・アドバイザー/日本ILO協議会・企画委員 熊谷謙一

児童労働を取り巻く危機と今わたしたちにできること

認定NPO法人ACE事務局長 白木朋子

ですが、どうなんでしょう、今の日本で「児童」労働問題がどの程度アクチュアルなのか・・・・・。

本ブログでは、芸能人の労働者性の絡みで、こんなエントリもありましたが、

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-d5d3.html(芦田愛菜ちゃんの労働者性)

あと、ややねじれた方向ですが、労基法違反という絡みで、幾つか拾ってみると、

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_5710.html(中学生を違法派遣)

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-b2de.html(女子高生クラブは労働基準法違反)

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-5cbb.html(キキの民法と労働法)

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-fc06.html(大阪ガールズバー労基法違反の罪状)

ふむ、いずれにしても、ILOの場で議論されている児童労働問題とは若干ずれがあるようではあります。

その他の記事は以下の通りです。

■短期連載 「労働の場(site)」における契約外規範の探求■

労働契約をめぐる「契約外規範」

―課題の設定―

九州大学教授 野田 進

イギリス労働法における契約外的規範構築への挑戦

山口大学准教授 新屋敷恵美子

■論説■

「専門的知識等を有する有期雇用労働者等に関する特別措置法」(有期特措法)について

学習院大学教授 橋本陽子

■労働法の立法学 第39回■

若者のための労働法政策

労働政策研究・研究機構統括研究員 濱口桂一郎

■神戸労働法研究会 第32回■

就業条件をめぐる団交拒否と派遣先の不当労働行為の使用者性

阪急交通社事件を素材とした一試論

静岡大学准教授 本庄淳志

■同志社大学労働法研究会 第13回■

内部告発・内部通報・公益通報と労働法

同志社大学教授 土田道夫 同志社大学大学院博士前期課程修了 安間早紀

■筑波大学労働判例研究会 第42回■

事実上の組合分裂の下での,委員長の地位確認と名称等使用禁止請求

東京管理職ユニオン事件(東京地判平25.8.30労判1083号49頁)

筑波大学大学院博士課程 平川 宏

■北海道大学労働判例研究会 第36回■

労働者の復職可能性の程度と主張立証責任

第一興商(本訴)事件・東京地判平成24年12月25日(労判1068号5頁)

弁護士 迫田宏治

■文献研究労働法学 第16回■

労働時間の概念

~労基法上の労働時間概念を中心に

神戸学院大学准教授 梶川敦子

■新連載・キャリア法学への誘い■

学際研究対象としてのキャリア

―法学からの寄与に向けて

法政大学名誉教授 諏訪康雄

●重要労働判例解説

NHK受信料集金人の労働者性

NHK神戸放送局(地域スタッフ)事件(神戸地判平26・6・5労判1098号5頁)

弁護士・北海学園大学准教授 淺野高宏

専門業務型裁量労働制の適用範囲

レガシィほか1社事件(東京高判平26・2・27労経速2206号3頁)

社会保険労務士 北岡大介


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